アブストラクト
Title | 内科分野における心不全診療のトピックス |
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Subtitle | 特集 : 心臓疾患の治療 - 最新のトピックス - |
Authors | 奥村貴裕* |
Authors (kana) | |
Organization | *名古屋大学医学部附属病院 重症心不全治療センター |
Journal | 現代医学 |
Volume | 67 |
Number | 1 |
Page | 14-19 |
Year/Month | 2020 / 6 |
Article | 報告 |
Publisher | 愛知県医師会 |
Abstract | 「内容紹介」社会の高齢化に伴い, 世界はパンデミックと称される心不全患者数の爆発的増加に直面している. 内科分野においては, これを克服すべく, 新しい治療薬の開発やカテーテルによる低侵襲治療の進歩がめざましい. 薬物治療では, 糖尿病治療薬であるsodium glucose cotransporter 2(SGLT2)阻害薬の抗心不全効果に期待が集まり, すでに欧米では標準治療であるsacubitril/valsartan(ARNI)やivabradine, 心筋収縮力を増強するミオシン活性化薬であるomecamtiv mecarbilの導入に向けた治験も進んでいる. 大動脈弁狭窄症に対する経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)や, 僧帽弁閉鎖不全症に対する経皮的僧帽弁形成術(MitraClip(R))といった構造的心疾患へのインターベンション, 心原性ショックに対する補助循環用ポンプカテーテル(Impella(R))管理といった低侵襲手技も普及しつつある. |
Practice | 医学総合 |
Keywords | SGLT2阻害薬, ARNI, Ivabradine, TAVI, MitraClip, Impella |
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