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アブストラクト

Title 乳幼児喘息の診断と治療
Subtitle ガイドラインのワンポイント解説
Authors 吉原重美
Authors (kana)
Organization 獨協医科大学医学部小児科学
Journal アレルギー
Volume 69
Number 8
Page 652-657
Year/Month 2020 /
Article 報告
Publisher 日本アレルギー学会
Abstract 「はじめに」近年, 本邦の小児気管支喘息(小児喘息)の入院数は著減している. その理由としては, 小児や乳幼児に対応した抗炎症薬であるロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA)や吸入ステロイド薬(ICS)の普及がある. 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン(JPGL)は, 抗炎症治療を基本とする標準的な治療や管理方法を提唱しており, この普及に大きく貢献したと推測される. しかしながら, 小児喘息有症率は高く, 喘息児ならびにその保護者のQOLは十分に満足すべきものではない. その小児喘息において乳幼児期が重要視されている. その理由は6歳までに喘息の約80〜90%が発症するからである. 小児喘息のよりよい予後を確立するためには, 発症早期からの適切な診断に基づいた治療・管理(早期介入)が重要と考えられる. そこで, 日本小児アレルギー学会は, 小児喘息の治療・管理によって入院数や喘息死のさらなる減少を図るとともに, 喘息児のQOLを改善するための標準的な治療法について, 新たにJPGL2017に改訂した.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords asthma, diagnosis, guideline, long-term medication, preschool children
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。

参考文献

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