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アブストラクト

Title 救命救急センターに勤務する熟練看護師のグリーフケアの実態と今後の課題
Subtitle 原著
Authors 笠原花1, 岡部ひなの1, 陣内雅紀子2, 石川美智3
Authors (kana)
Organization 1元活水女子大学看護学部, 2国立病院機構大阪南医療センター, 3活水女子大学看護学部
Journal ホスピスケアと在宅ケア
Volume 28
Number 1
Page 27-33
Year/Month 2020 /
Article 原著
Publisher 日本ホスピス・在宅ケア研究会
Abstract 「要旨」本研究の目的は, 救命救急センターで働く熟練看護師のグリーフケアの実態と課題を明らかにすることである. A県の救命救急センターに勤務する熟練看護師3名を対象とし, 半構成的面接による質的記述的研究を行った. その結果, 【家族の様相】【看護師の様相】【未整備な看取りの環境】の3カテゴリーが抽出された. 救命救急センターでは, 患者の救命処置や警察の介入によって家族は患者と引き離され, さまざまな情緒的反応を示していた. 看護師は, 短時間のなかでも家族が死の受容に踏み出せるように支援し, チームで連携しながら最期まで患者と家族に最善を尽くしていた. しかし, 人材・時間・場所の不足があり, 看護師は家族の対応に苦悩も感じていた. 看護師は, 患者が生命予後不良な状態と認識した時点から, 限られた資源の中で家族が患者の死の受容へ踏み出すための支援を行うことが重要であると示唆された.
Practice 看護学
Keywords グリーフケア, 救命救急センター, 熟練看護師
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。