アブストラクト
Title | 最重度失語の臨床を掘り下げる : できることから考える言語訓練 |
---|---|
Subtitle | 第50回日本コミュニケーション障害学会学術講演会特集 セミナー2 |
Authors | 村西幸代** |
Authors (kana) | |
Organization | **君津中央病院リハビリテーション科 |
Journal | コミュニケーション障害学 |
Volume | 41 |
Number | 3 |
Page | 129-133 |
Year/Month | 2024 / 12 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本コミュニケーション障害学会 |
Abstract | 言語機能の障害のみならず, さまざまな高次脳機能障害が併発している「最重度失語症者」に対して行う「コミュニケーション障害を軽減するためのアプローチ」は, 単に言語機能に働きかけるだけでは不十分である. 各々の失語症者がもつ残された能力を見極め, 伸ばし, コミュニケーションをとるためのスキルに結びつけることが重要となる. しかし, 最重度失語症者の評価は, 既成の評価バッテリーで図ることが難しく, どこから働きかければよいのか, 新人の言語聴覚士 (以下ST) のみならず, 経験豊富なSTでさえも頭を悩ませる. 本セミナーでは, 最重度失語症者の残存能力を評価し, それに基づいた段階的な言語訓練のアプローチ方法について, 筆者の臨床経験を踏まえながら提案した. また, さまざまな社会的背景から, 長期的な言語訓練の継続が困難となった失語症者に対し, 新たな取り組みとして, ICTを用いた言語訓練についても紹介した. |
Practice | 医療技術 |
Keywords | 最重度失語症, 段階的言語訓練, ICT, severe aphasia, step-by-step aphasia therapy, information and communication technology |
- 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。