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アブストラクト

Title 抗リン脂質抗体症候群における人工心肺中の至適目標血中ヘパリン濃度の検討
Subtitle 症例報告
Authors 長嶋耕平1,2), 小野寺英貴3), 沼里淳平1), 岡本遼1), 徳世良太1), 清水大輔1), 上松幸子1), 小川浩之1), 三谷治夫1), 下司映一2), 松山重文4), 田端実4,5)
Authors (kana)
Organization 1)虎の門病院 臨床工学部, 2)昭和大学大学院 保健医療学研究科, 3)東京ベイ・浦安市川医療センター 麻酔科, 4)虎の門病院 循環器センター外科, 5)東京ベイ・浦安市川医療センター 心臓血管外科
Journal 体外循環技術
Volume 48
Number 1
Page 16-24
Year/Month 2021 /
Article 報告
Publisher 日本体外循環技術医学会
Abstract 「要旨」抗リン脂質抗体症候群(antiphospholipid syndrome:APS)における人工心肺(cardio pulmonary bypass:CPB)中の抗凝固管理において目標血中ヘパリン濃度(target heparin concentration:THC)を指標とし, 抗凝固管理が有用であった3症例を報告する. 手術室入室後にヘパリン感受性(heparin dose response:HDR)を測定した. この時, CPB中の目標ACT値を通常の2倍程度とした時の血中ヘパリン濃度をTHCとし, 下限値を3.0U/mL以上とした. また, 活性化剤の異なる3機種のactivated clotting time(ACT)測定装置でACTを測定した. CPB中はTHCを指標にし, ヘパリン濃度がTHCを下回った時にヘパリンを追加することで問題なく抗凝固管理を施行することが可能であった. ACTは3機種ともに大きくばらつきがみられた. プロトコールに沿ったTHCを指標にしたCPB中の抗凝固管理はACTによる管理よりもヘパリンの効果判定が容易であり, 有用であることが示唆された.
Practice 医療技術
Keywords 抗リン脂質抗体症候群, 抗凝固管理, ヘパリン感受性, 目標血中ヘパリン濃度, antiphospholipid syndrome, anticoagulation management, heparin dose response, target heparin concentration
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。

参考文献

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