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アブストラクト

Title 小児で欠乏が問題になっている微量ミネラルとビタミン
Subtitle シンポジウム5 第32回日本小児科医会総会フォーラムから かかりつけ医で行う栄養指導と生活環境
Authors 児玉浩子
Authors (kana)
Organization 帝京平成大学大学院健康科学研究科健康栄養学専攻
Journal 日本小児科医会会報
Volume
Number 62
Page 157-160
Year/Month 2021 / 10
Article 報告
Publisher 日本小児科医会
Abstract 「抄録」 近年, 小児で, 新たに栄養素の欠乏症が問題になっている. 主なものは, ビタミンD, ビタミンB1, カルシウム, 鉄, 亜鉛, 銅, セレン, ヨウ素等の欠乏で, しばしば見逃されている. 欠乏症を起こしやすい要因を理解して, 欠乏症の予防と適切な対応が求められている. <外来診療で押さえて欲しい要点> ・難治性のおむつかぶれや低身長症では, 血清亜鉛を測定する. ・X脚, O脚では, ビタミンDやカルシウムの不足を疑う. ・鉄欠乏性貧血は, 離乳食の遅れや思春期女子のやせ願望, 過度のスポーツが要因になる. ・治療乳や特殊ミルク使用時は, ヨウ素, セレンの欠乏に注意が必要である. ・乳幼児で, 糖分含有イオン水摂取過多によるビタミンB1欠乏が問題になっている. <欠乏を予防する栄養指導> ・乳児期後半〜幼児期:鉄分の多い食事, カルシウムの多い食事や牛乳の代わりにフォローアップミルクを使用する. ・糖分を含むイオン飲料水は日常的には飲ませない.
Practice 臨床医学:一般
Keywords ビタミンB1欠乏, 鉄欠乏, 亜鉛欠乏, セレン欠乏, ヨウ素欠乏
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。

参考文献

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  • 6) 児玉浩子, 他 : 特殊ミルク・経腸栄養剤使用時のピットホール. 日児誌 116: 637-54. 2012