Title	消化器外科クリニカルパスへの術後定時非オピオイド鎮痛薬の追加による効果
Subtitle	論文 原著論文
Authors	宮原強1, 真島美佳1, 池田貯2, 三好篤2, 草葉一友1
Authors (kana)
Organization	1佐賀県医療センター好生館薬剤部, 2消化器外科
Journal	日本病院薬剤師会雑誌
Volume	60
Number	8
Page	876-882
Year/Month	2024 / 8
Article	原著
Publisher	日本病院薬剤師会
Abstract	効果的な術後疼痛管理は術後回復において重要である. そこで, 消化器外科クリニカルパスへ術後定時非オピオイド鎮痛薬の追加を行った. パスの変更前後で腹腔鏡下胆嚢摘出術 (変更前/後 : 84/79名), 腹腔鏡下結腸切除術 (変更前/後 : 39/38名), 腹腔鏡下肝切除術 (変更前/後 : 10/9名) を施行した患者を対象に後ろ向き調査を行った. パス変更後の術後疼痛 (NRS>-4) を認めた患者割合は, 変更前と比較して腹腔鏡下胆嚢摘出術の術後1日目・2日目, 腹腔鏡下結腸切除術の術後1日目において有意に低かった (p<0.001). また, パス変更後の疼痛時のレスキュー薬の使用回数は, 変更前と比較して腹腔鏡下胆嚢摘出術, 腹腔鏡下結腸切除術において有意に低かった (p<0.001). 今回の結果から, 消化器外科クリニカルパスへの術後定時非オピオイド鎮痛薬の追加は術後疼痛管理において有用であることが示された.
Practice	薬学
Keywords	消化器外科, クリニカルパス, 術後疼痛, 定時非オピオイド鎮痛薬

• 全文ダウンロード： 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。