アブストラクト
Title | 「エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023」の概説 |
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Subtitle | 総説 |
Authors | 泉裕一郎 |
Authors (kana) | |
Organization | 熊本大学病院地域医療連携ネットワーク実践学寄附講座 |
Journal | 日本病院薬剤師会雑誌 |
Volume | 60 |
Number | 9 |
Page | 953-957 |
Year/Month | 2024 / 9 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本病院薬剤師会 |
Abstract | 「はじめに」昨年, 「エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023」が刊行された. 2018年版の刊行から5年が経過する間に臨床研究に基づいたエビデンスが集積し, 慢性腎臓病(chronic kidney disease:以下, CKD)の治療におけるsodium-glucose cotransporter 2(以下, SGLT2)阻害薬やmineralocorticoid receptor(以下, MR)拮抗薬の有用性が明らかとなった. また, HIF-prolyl hydroxylase(以下, HIF-PH)阻害薬が登場し, 腎性貧血の治療の選択肢が増えた. さらに, カリウム管理や代謝性アシドーシス管理についての新たな知見が増え, 食事療法の考え方が変化してきている. 2023年版のCKD診療ガイドラインは, そのような新たな知見を踏まえ, エビデンスに基づいたclinical question(以下, CQ)形式で構成されている. さらに加えて, エビデンスはまだ十分ではなくともCKD診療で重要な点についてのエキスパートオピニオンを含んだ解説も併存している. |
Practice | 薬学 |
Keywords |
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