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アブストラクト

Title 注射薬配合変化回避システムの構築とその有用性の検討
Subtitle 論文 原著論文
Authors 芹澤健一, 杉本智恵子, 植松卓也, 水口雅貴, 垣沼智之, 菅尾高裕
Authors (kana)
Organization 順天堂大学医学部附属静岡病院薬剤科
Journal 日本病院薬剤師会雑誌
Volume 61
Number 3
Page 223-231
Year/Month 2025 / 3
Article 原著
Publisher 日本病院薬剤師会
Abstract 集中治療室では, 同時に複数の注射薬が投与されることが多く, 迅速な配合変化情報の収集と適切な投与ルート選択が重要となる. 従来の注射薬配合変化情報は, そのほとんどが注射薬1対1の配合変化情報に限られており, 投与ルート選択が可能なシステムの報告はない. そこで我々は, 1対1の配合変化情報に加え, 投与薬剤と投与ルート数に基づき最適な投与ルートを選択できるシステムをウェブアプリケーションとして構築し, その有用性を検討した. アンケート調査の結果, 多くの薬剤師や看護師がシステムの利便性を高く評価した. また, 投与ルート選択調査時間は, 従来の書籍や配合変化表を用いた調査と比較して, 特に多剤投与時の投与ルート選択に要した調査時間が大幅に短縮された. 本システムの導入により, 迅速な配合可否判断と最適な投与ルートの選択が可能となり, 医療現場における注射薬の配合変化を回避する有力なツールとなることが期待される.
Practice 薬学
Keywords 注射薬配合変化, ウェブアプリケーション, データベース, 集中治療室
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。