~
検索条件をクリア

アブストラクト

Title ヒトパピローマウイルス (HPV) ワクチン
Subtitle セミナー講演
Authors 川名敬
Authors (kana)
Organization 日本大学医学部産婦人科学系産婦人科学分野 主任教授
Journal 日本がん検診・診断学会誌
Volume 28
Number 2
Page 91-95
Year/Month 2021 / 5
Article 報告
Publisher 日本がん検診・診断学会
Abstract 「1. はじめに」 ヒトパピローマウイルス(HPV)のうち, がんと関連のあるハイリスクHPV(HR-HPV)は, 性行為によって感染し, その一部は上皮内腫瘍を経て, がんを発症する. HPV関連がんと総称され, ウイルス発がんの1つである. 子宮頸がんはその中で最も罹患者が多く, 世界的には女性のがんの第2位である. 日本国内では罹患年齢ピークが30-40歳であり, HR-HPV感染からがん発症までの期間は数年から数十年と言われる. 性交渉が開始する男女ともに大部分はHPVに曝露され, ありふれたウイルスである. HPV発がんは, HPV感染を予防するHPVワクチンによって撲滅しうると期待されている. HPVワクチンは筋肉注射によって, 生殖器粘膜に高力価の抗HPV抗体を誘導できることから性行為感染を高率に阻止できる. 更に最新のデータでは, HPVワクチン接種者では, 子宮頸がんの発生リスクが90%近く減少する研究結果が報告された.
Practice 臨床医学:一般
Keywords ヒトパピローマウイルス (HPV), 子宮頸がん, HPVワクチン
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。

参考文献

残りの11件を表示する