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アブストラクト

Title 入院中の認知症者に対して集団レクへの参加により低活動性を主とした行動・心理症状の改善と生活の質の向上に至った一例
Subtitle 実践報告
Authors 伊藤智子*1, 神田太一*1
Authors (kana)
Organization *1社会医療法人財団新和会 八千代病院
Journal 愛知作業療法
Volume 33
Number
Page 62-67
Year/Month 2025 /
Article 報告
Publisher 愛知県作業療法士会
Abstract 要旨: 認知症高齢者は入院によりせん妄や周辺症状の悪化で身体疾患の治療に支障をきたすと言われている. 行動・心理症状の治療には非薬物療法を優先的に行うことが原則とされており, なかでも集団レクリエーション(以下, 集団レク)は認知・精神の安定, 主観的健康観の向上, 意欲の向上といった効果が期待される. 今回, 入院中に低活動性BPSDが出現した症例に対して, 他者交流要素を含んだ集団レクを実施したところ, 低活動性BPSDの軽減, 日中の活動量の向上, QOLの向上が見られた. このことから, 集団レクを実施する際に, 意欲や自発性の向上が図れる場や課題や課題の設定を行うこと, 楽しみを習慣化させることで, 入院中の低活動性BPSDの改善につながると考えた.
Practice 医療技術
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。