アブストラクト
| Title | iMAPとiSAPから局所投与された抗菌薬の拡散に陰圧閉鎖療法が及ぼす影響 |
|---|---|
| Subtitle | その他 |
| Authors | 生田健明, 圓尾明弘, 大島隆司, 古賀敬章, 宮秀俊, 村津裕嗣 |
| Authors (kana) | |
| Organization | 製鉄記念広畑病院整形外科 |
| Journal | 骨折 |
| Volume | 42 |
| Number | 2 |
| Page | 667-669 |
| Year/Month | 2020 / |
| Article | 報告 |
| Publisher | 日本骨折治療学会 |
| Abstract | 「要旨」陰圧閉鎖療法negative pressure wound therapy(NPWT)が, iMAP(intra-medullary antibiotics perfusion)とiSAP(intra-soft tissue antibiotics perfusion)から局所に投与された抗菌薬の血中濃度および局所濃度に及ぼした影響について検討した. 対象は当院でiMAPおよびiSAPを用いて骨感染症の治療を行った36例で, 骨髄針およびチューブよりゲンタマイシン(GM)の持続投与を行った. チューブにNPWTの陰圧をかけたN群14例と, チューブからの吸引のみを行ったT群22例の2群に分け, 血中および排液のGM濃度を比較検討した. 平均血中GM濃度はN群で有意に低かった. iMAPおよびiSAPを用いる場合, NPWTを併用することで血中GM濃度の上昇を抑えることができた. |
| Practice | 臨床医学：外科系 |
| Keywords | Intra-medullary antibiotics perfusion(骨髄点滴), Intra-soft tissue antibiotics perfusion(軟部組織点滴), Negative pressure wound therapy(陰圧閉鎖療法) |
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参考文献
- 1) Ceri H, Olson ME, Stremick C, et al. The Calgary Biofilm Device: new technology for rapid determination of antibiotic susceptibilities of bacterial biofilms. J Clin Microbiol 1999; 37(6): 1771-1776.
- 2) 圓尾明弘, 大島隆司, 宮 秀俊ほか. iMAP(intra-medullary antibiotics perfusion)からの局所高濃度抗菌薬による骨接合後の深部感染の制圧. 整形外科と災害外科 2017; 66(1): 186-188.
- 3) 山裏耕平, 工藤健史, 圓尾明弘ほか. 骨髄点滴からの予防的高濃度抗菌薬投与による開放骨折の治療. 骨折 2017; 39: 915-919.
- 4) 片岡君成, 圓尾明弘, 大島隆司ほか. 軟部組織感染に対する局所高濃度抗菌薬投与(iSAP)による治療. 骨折 2018; 40: 588-591.
