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アブストラクト

Title 大腿骨頚部骨折術後歩行能力の早期予測 - 術後2週の歩行能力に着目して -
Subtitle 大腿骨近位
Authors 越川静和1),*1, 白野誠1),*2, 河野賢人1),*3, 渡辺牧人1),*4, 二宮宗重1)
Authors (kana)
Organization 1)立川綜合病院整形外科, *1男鹿加藤診療所, *2柏崎総合医療センター整形外科, *3佐渡総合病院整形外科, *4新潟臨港病院整形外科
Journal 骨折
Volume 43
Number 2
Page 284-288
Year/Month 2021 /
Article 報告
Publisher 日本骨折治療学会
Abstract 「要旨」大腿骨頚部骨折の転帰を早期に予測することを目的とし, 術後早期ADLの最終ADLへの影響について検討した. 2018年7月〜2019年12月までに大腿骨頚部骨折に対して手術を施行し, 追跡可能だった81例を対象とした. 術後早期ADLの影響因子について, 車椅子以下群と歩行器歩行以上群の2群間で年齢, 性別, 認知症の有無, 手術までの日数, 手術時間, 在院日数を検討した結果, 後者で認知症の有病率が有意に低く, 認知症は術後早期ADLへの影響因子だった. 次いで, 最終ADLと受傷前ADL, 術後早期ADL, 年齢, 認知機能の相関関係について検討した. 最終ADLは, 術後早期ADLと強い相関を認め, 術後早期ADLに依存していたことから, 術後早期に最終ADLの予測が可能と考えられた. 最終ADL杖歩行以上の獲得率は, 術後早期ADL車椅子群と歩行器歩行群の2群間において, 後者で有意に高く, 術後早期ADLが歩行器歩行以上か否かが, 杖歩行獲得可能かを予測するために有効と示唆された.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords Femoral neck fracture (大腿骨頚部骨折), Walking ability (歩行能力), An early stage prediction (早期予測)
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。

参考文献

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