アブストラクト
| Title | 不安定型鎖骨遠位端骨折に対する烏口鎖骨靱帯再建術 - 2本の鉗子をガイドに安全に加療する - |
|---|---|
| Subtitle | 学術集会発表論文 鎖骨 |
| Authors | 山口正哉, 伊藤亮太, 荻原陽, 明妻裕孝, 松木良介, 川崎恵吉 |
| Authors (kana) | |
| Organization | 昭和医科大学横浜市北部病院整形外科 |
| Journal | 骨折 - 日本整形外傷学会雑誌 - |
| Volume | 47 |
| Number | 3 |
| Page | 459-464 |
| Year/Month | 2025 / |
| Article | 報告 |
| Publisher | 日本整形外傷学会 |
| Abstract | 「要旨」【背景】鎖骨遠位端骨折には多くの内固定法がある. しかし遠位骨片が十分な大きさと骨質を有していない症例ではインプラント単体での固定では満足な成績が得られないことがある. このようなことを経験し烏口鎖骨靱帯を再建する必要性を感じた. 再建方法はロープを使って烏口突起と鎖骨間を引き寄せるいくつかの報告がある. 当院ではその固定性の強さと簡便性を重視して烏口突起に骨孔をあけて固定するZip TightデバイスACジョイントを使用するようになった. 強い安定性を得られるが, 使用するドリル径は4.5mmと烏口突起幅に対してやや大きく, 正しい位置に入らないと烏口突起骨折の発生が危惧される. 【目的】我々はZip Tight使用時, 誰でもできる安全な挿入を目指して2本の鉗子をガイドとして用いている. その方法について検証すること. 【対象】2018年4月〜2024年4月までに, 鎖骨遠位端骨折に対してZip Tightを併用してプレート固定で加療した不安定型鎖骨遠位端骨折26例(Craig田久保分類V:6例, VI:20例). 【主要アウトカム】年齢, 骨癒合率, 烏口突起骨折の発生有無, 術後CTによる骨孔位置の評価, 併用使用したプレート機種, 最終経過観察時の肩鎖関節亜脱臼の有無, 主要血管神経損傷の有無, 追加手術を要した合併症. 【結果】平均53歳, 全例骨癒合し, 烏口突起骨折の発生はなかった. 骨孔が皮質をわずかに削り込むような偏心性挿入が1例, トグルロックボタンが烏口突起内でとどまってしまった骨内挿入が2例あったが, いずれも臨床経過は良好であった. 併用インプラントはSCORPION(R)NEOプレートが20例, フックプレートが6例であった. 最終経過観察時に肩鎖関節脱臼を認めた症例はなかった. 抜釘以外の追加手術を要した合併症はなかった. 【結論】2本の鉗子をガイドにしてZip Tightを挿入するこの方法は可視化した指標ができるため, 安全性を高める手技である. |
| Practice | 臨床医学:外科系 |
| Keywords | Distal clavicle fracture(鎖骨遠位端骨折), Coracoclavicular ligament(烏口鎖骨靱帯), Guide(ガイド) |
- 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。


