アブストラクト
Title | 心臓リハビリテーションに必要な心電図判読のポイント |
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Subtitle | 循環器教育講座 |
Authors | 高橋尚彦 |
Authors (kana) | たかはしなおひこ |
Organization | 大分大学医学部循環器内科・臨床検査診断学 |
Journal | 心臓リハビリテーション |
Volume | 31 |
Number | 1 |
Page | 41-47 |
Year/Month | 2025 / |
Article | 報告 |
Publisher | 日本心臓リハビリテーション学会 |
Abstract | 「はじめに」心臓リハビリテーション(心リハ)は少なからず心臓に負荷をかける. したがって, 心リハを安全に行うに際しては, 患者の心臓の状態をよく把握しておく必要がある. 侵襲が少なく簡便に行える心電図検査は心臓の評価に非常に有用である. 注意を要する心電図所見(12誘導心電図)について解説する. 「1. 陳旧性心筋梗塞」陳旧性心筋梗塞の心電図の特徴は, 異常Q波である. これは梗塞(壊死)にともなう心筋の前方起電力の喪失を意味する. 当然であるが, 陳旧性心筋梗塞患者のほとんどは, 急性心筋梗塞の既往を有する. したがって, 既往歴を含む問診と心電図所見によって, 陳旧性心筋梗塞と診断できる. ところが, まれに, 急性心筋梗塞の既往がはっきりせずに, 「健診の心電図で異常(異常Q波)を指摘された. 」といって来院する患者がいる. |
Practice | 臨床医学:内科系 |
Keywords |
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