アブストラクト
Title | 段階的な介入によりトイレ動作時の下衣操作を獲得した症例 |
---|---|
Subtitle | 症例報告 |
Authors | 熊野桂也1), 島田志帆1) |
Authors (kana) | |
Organization | 1)介護老人保健施設 はくじゅ |
Journal | 青森県作業療法研究 |
Volume | 31 |
Number | 1 |
Page | 21-23 |
Year/Month | 2023 / |
Article | 報告 |
Publisher | 青森県作業療法士会 |
Abstract | 「要旨」本症例は, 右被殻出血による左片麻痺, 左上下肢の疼痛や全般性注意障害が認められていた. 症例の希望である歩行訓練を中心に介入したが, 麻痺側下肢痛が強まり臥床傾向となり, 訓練を拒否するようになった. 一方で, 症例よりトイレが一人で出来ず困っているとの話があった為, 歩行訓練を中断しトイレ動作での下衣操作訓練を実施した. その結果, 下衣操作をスタッフの見守りで一人で行えるようになり, 離床時間も増えた. これは, 楽しめる活動の提供により痛みから注意を逸らしたことと, 注意障害に対し, 下衣操作の工程を分析し, 訓練場面や実生活の場面でフロアスタッフと協働しながら段階的に介入したためと考える. |
Practice | 医療技術 |
Keywords |
- 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。
参考文献
- 1) 本谷亮:運動器慢性疼痛における心理療法. MB Med Reha 39-43, 2019.
- 2) 豊倉穣:注意障害. 総合リハ 43, 1011-1020, 2015