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アブストラクト

Title 腹臥位療法の理論とエビデンス
Subtitle 特集 ARDS患者の人工呼吸管理 update
Authors 長田浩平
Authors (kana)
Organization 埼玉医科大学総合医療センター 小児救命救急センター
Journal 人工呼吸
Volume 38
Number 2
Page 120-123
Year/Month 2021 / 11
Article 報告
Publisher 日本呼吸療法医学会
Abstract 「I. はじめに」1970年, Bryanは仰臥位麻酔管理中の横隔膜の動きと腹腔内容物に由来する圧力の影響が, 自発呼吸と筋弛緩によって胸腔内圧の勾配が変動することを発見し, 腹臥位がこの胸腔内圧勾配を減少し, 無気肺領域を減少させることを提唱した. それから50年余経過した現在, 世界的な感染症拡大による呼吸障害であらためて腹臥位療法の有用性について議論されている. 「II. ARDSにおける腹臥位療法の効果」近年のARDS治療ガイドラインにおいても, 体外式膜型人工肺(extracorporeal membrane oxygenation:ECMO)を検討する前段階としてP/F比が150以下の病態で腹臥位療法が強く推奨されている(Grade 1 + Strong Agreement). ガイドラインでは腹臥位の効果は酸素化の改善と生存率の改善が認められているものの, 少なくとも16時間の施行を求められており, また簡単にできるだけに安全性を担保するためにも整理された手順の作成が求められる.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords 腹臥位, 経肺圧, 肺傷害
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。

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