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アブストラクト

Title 小児の摂食障害の診断と治療
Subtitle 第39回日本小児心身医学会学術集会講演記録 "親と子の関係性" と子どもの心とからだ 教育セミナー3
Authors 井口敏之
Authors (kana)
Organization 星ヶ丘マタニティ病院小児科
Journal 子どもの心とからだ 日本小児心身医学会雑誌
Volume 30
Number 4
Page 469-471
Year/Month 2022 / 2
Article 報告
Publisher 日本小児心身医学会
Abstract 「I はじめに」今回は学術的な内容よりも, より実践的な経験的な内容で, 私の現在の到達点というような形で述べさせていただく. 「II 小児の摂食障害の見立て(診断)」「1) 診断分類」Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders 5thed. (以下, DSM-5)とGreat Ormond Street Criteria(以下, GOSC)がある. 当科の初診患者の診断分類をみると, 神経性やせ症(Anorexia Nervosa: AN)が約半数, DSM-5でいう回避制限性食物摂取症(Avoidant/Restrictive Food Intake Disorder: ARFID), その中でもGOSCで細分類すると, 食物回避性情緒障害(Food Avoidance emotional disorder: FAED)と機能的嚥下障害と他の恐怖状態(Functional Dysphagia: FD)がそれぞれ20%弱, 神経性過食症(Bulimia Nervosa: BN)は数%である. GOSCの診断の留意点は, もともと8-14歳の設定であり, 重なり合うこともあり, 乳幼児の問題は含んでいないということである.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。

参考文献

  • 1) 井口敏之. 小児の摂食障害の現状と課題. 日小児誌 2015 ; 119 : 1459-1469.
  • 2) 錦井友美. "摂食障害のこころ版" 星ヶ丘マタニティ病院. https://www.toukeikai.com/sy_sesshu.htm
  • 3) マリア・ガンシー(著). 井口敏之, 岡田あゆみ, 荻原かおり(監訳). 家族の力で拒食を乗り越える-神経性やせ症の家族療法ガイド-. 東京 : 星和書店, 2019.