アブストラクト
Title | 学校生活を送る慢性疾患の子どもへの支援に関する文献検討 |
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Subtitle | 資料 |
Authors | 原加奈*1, 飯村直子*1, 金丸友*1, 西田志穗*2, 杉本晃子*2, 吉野純*3, 西村実希子*2, 三池純代*1 |
Authors (kana) | |
Organization | *1秀明大学, *2共立女子大学, *3日本赤十字看護大学 |
Journal | 日本小児看護学会誌 |
Volume | 31 |
Number | |
Page | 102-108 |
Year/Month | 2022 / |
Article | 報告 |
Publisher | 日本小児看護学会 |
Abstract | 「抄録」 本研究の目的は, 慢性疾患の子どもの学校生活の現状と, 子どもが学校生活を送るために行っている家族, 学校関係者, 医療従事者の支援について, 文献検討を通して明らかにすることである. 「慢性疾患」, 「学校」, 「養護教諭」, 「医療」をキーワードに文献を検索し, 30件を分析対象とした. 慢性疾患の子どもが安全に楽しく学校生活を送るためには, 周囲のサポートが必須であった. しかし, サポート側の担任と養護教諭は多くの困難をかかえているが, その支援が不足していた. また, 家族と学校, 学校と医療は十分に連携を取れているとは言えない現状が明らかとなった. 家族, 学校関係者, 医療従事者が十分にコミュニケーションを取り子どもを支援することが望まれる. そのために, それぞれの立場の状況をより詳しく調査した上で子どもへの支援を検討する必要があることが示唆された. |
Practice | 看護学 |
Keywords | 慢性疾患の子ども, 学校生活, 子どもの支援, 文献検討, children with chronic illnesses, school life, support for children, literature review |
- 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。
参考文献
- 林亮, 西田みゆき, 及川郁子(2016). 和文献の検討による慢性疾患児の自立支援の目標と課題. 小児保健研究, 75(3),413-419.
- 吉川一枝(2007). 通常の学級に在籍する慢性疾患患児への学級担任の関わり:関わりにおける困難感の有無に焦点をあてて. 岐阜医療科学大学紀要, 1,61-66.
- 小橋繁男(2013). 小中学校教師のストレスとバーンアウト, 離職意思との関係. 日本保健科学学会誌, 15(4),240-259.
- 厚生労働省(2017). 平成29年患者調査の概況 退院患者の平均在院日数等. 2021年10月12日アクセス, https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/17/dl/03.pdf
- 文部科学省(2017). 現代的健康課題を抱える子供たちへの支援〜養護教諭の役割を中心として〜. 2021年8月3日アクセス, https://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/_icsFiles/afieldfile/2017/05/01/1384974_1.pdf
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- 文部科学省総合教育政策局教育人材政策課(2018). 教職課程認定基準等について. 2021年8月3日アクセス, https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/_icsFiles/afieldfile/2018/12/21/1411908_03.pdf
- 森口清美(2015). 慢性疾患がある子どもに対する養護教諭の復学支援. 首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士論文.
- 長田暁子(2016). 7. 慢性期にある子どもと家族の看護VII.さまざまな状況にある子どもと家族の看護. 筒井真優美監, 小児看護学 第8版(pp.270-282). 日総研.
- 東京都福祉保健局少子社会対策部家庭支援課(2017). 慢性疾病を抱える児童等の実態調査(概要). 2021年10月7日アクセス, https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/kosodate/josei/syoman/houkokusyo.files/gaiyou.pdf
- 薬師神裕子(2017). 2. 長期療養が必要な小児と家族の看護. 第VI章 特別な支援を必要とする小児と家族の看護. 二宮啓子, 今野美紀編, 小児看護学概論 改訂第3版(pp.304-315). 南江堂.