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アブストラクト

Title 小児病棟の看護師が行う退院指導の現状と課題に関する文献レビュー
Subtitle 資料
Authors 佐々木啓太*1, 涌水理恵*2
Authors (kana)
Organization *1筑波大学大学院看護科学学位プログラム博士前期課程, *2筑波大学附属病院
Journal 日本小児看護学会誌
Volume 32
Number
Page 59-65
Year/Month 2023 /
Article 報告
Publisher 日本小児看護学会
Abstract 「抄録」本研究は, 在宅移行期にあり, 退院後も何らかの医療ニーズを有する子どもの家族に対して, 病棟看護師が行う退院指導についての現状と課題を明らかとし, 求められる指導について示唆を得ることを目的とした. 医学中央雑誌Web版を用いて, 「小児」, 「看護」, 「退院支援/退院指導」, 「在宅」, 「家族」のキーワードで検索を行い, 得られた14件の文献について文献検討を行った. その結果, 家族は【在宅への移行に向けた不安】や【療養生活の継続への困難感】をかかえており, その不安や困難感を解消するために病棟看護師は, 【親の思いに寄り添う】ことでニーズをとらえ, 【在宅生活のイメージ化のための指導】や【支援体制を整える】ことを行っている. これらの退院指導を充足させ, 在宅移行に向けた家族の不安をより少なくするためには, 病棟看護師と家族が双方向性にコミュニケーションをとりながら退院指導内容および体制を構築していく必要性が考えられた.
Practice 看護学
Keywords 退院指導, 在宅移行支援, 小児, 家族, 文献検討, discharge teaching, home transition support, pediatric, family, literature review
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。

参考文献

  • 浅井佳士, 浅野みどり(2017). 重症心身障がい児をもつ主養育者の在宅移行期における意識 -子どもへの思いおよび影響要因に焦点を当てて-, 日本小児看護学会誌, 26, 159-165. doi:10.20625/jschn.26_159
  • 平林優子(2007). 在宅療養を行う家族の生活の落ち着きまでの過程, 日本小児看護学会誌, 16(2), 41-48.
  • 金子宜子, 松岡真里(2018). 突然病気を発症し救命救急後に医療的ケアが必要となった子どもの親の体験 -子どもの病気発症後から在宅生活を通して-. 高知大学看護学会誌, 12(1), 59-69.
  • 厚生労働省(2020). 医療的ケア児等の支援に係る施策の動向, 2022年6月22日アクセス, https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000584473.pdf
  • 厚生労働省(2021). 医療的ケア児等とその家族に対する支援施策, 2022年6月22日アクセス, https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/service/index_00004.html
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