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アブストラクト

Title No.6 末梢神経障害
Subtitle シリーズ : 抗がん薬治療の副作用
Authors 名和亜利沙
Authors (kana)
Organization 公益財団法人がん研究会 がん研有明病院 薬剤部
Journal 日本臨床腫瘍薬学会雑誌
Volume 22
Number
Page 13-22
Year/Month 2021 / 10
Article 報告
Publisher 日本臨床腫瘍薬学会
Abstract 「はじめに」 がん薬物療法の副作用である化学療法誘発性末梢神経障害(chemotherapy induced peripheral neuropathy: CIPN)は手足のしびれ感や疼痛, 異常な感覚により日常動作に違和感を感じる. CIPNが重症となると, 歩行や衣服の着脱ができなくなるため生活の質(Quality of life: QOL)に大きく影響を及ぼす. 発現率は, 抗がん薬の種類, レジメン, 患者の年齢, 併用薬, 糖尿病や評価する時期により異なり, 30-60%と推測されている. 悪心や骨髄抑制と異なり, 休薬により速やかに回復せず, 回復に月・年単位を要し, 生涯治らないことも稀ではない. がん治療成績向上により, がんによる死亡率は低下しており, 抗がん薬投与後の生存年数が長くなっている. 抗がん薬投与後の副作用が続くことは, その後の生活に大きく影響し, 長期にわたって患者のQOLを低下させる要因となる.
Practice 薬学
Keywords
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