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アブストラクト

Title 終末期患者を看取る家族への支援
Subtitle
Authors 星野涼風
Authors (kana)
Organization 川崎市立川崎病院 11階南病棟
Journal 事例研究集録
Volume
Number 23rd
Page 50-53
Year/Month 2020 /
Article 報告
Publisher 川崎市立川崎病院
Abstract 「I はじめに」 家族の死は誰にとっても悲しいものであり受け入れがたいものである. 家族にとって看取りの場面では, 死に対して不安や恐怖を感じながら闘病生活を支えている. グリーフケアとして, 前滝は「ナースが行う遺族ケアは, 残された遺族のこのような悲しみや苦しみに寄り添い, 遺族が健全な悲嘆プロセスを辿ることができるよう, その過程をともに歩み支援していくこと」と述べている. 今回悲嘆が強い家族の看取りの場面を経験し, 医療スタッフ全体で患者と家族を支援していた. 自分にとって初めての看取りの場面であり, エンゼルケアなど死後の処置の流れが分からず, また悲嘆している家族にどのような声掛けをすればいいのかとても迷ってしまった. しかし, 看護師との関りで最後に家族より「頑張って生きていく. 」と前向きな言葉を聞くことができた. この体験から, 終末期では患者へのケアと同等に家族への支援も大切だと感じた.
Practice 看護学
Keywords 家族看護, エンゼルケア, 悲嘆, グリーフケア
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。

参考文献

  • 1) 前滝栄子 : 遺族ケアにあたるナースの支援, 家族看護8 vol4 No2, p27, 2006
  • 2) 鈴木志津枝 : 家族がたどる心理的プロセスとニーズ, 家族看護, 1(2), p35-42, 2003
  • 3) 児玉久仁子 : 臨床現場で看護師ができるグリーフケア, 家族看護20 vol10 No2, p57, 2012
  • 4) 柏木哲夫 : 死にゆく患者の心に聴く末期医療と人間理解, 中山書店, p137, 1996
  • 5) Wooden J. W : グリーフカウンセリング 悲しみを癒すためのハンドブック, 川島書店, p13-23, 1993