アブストラクト
Title | 終末期患者との関わり - 死の受容過程について振り返る - |
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Subtitle | 第25回 事例研究集録 令和4年度 |
Authors | 一戸小粋 |
Authors (kana) | |
Organization | 川崎市立川崎病院 13階南病棟 |
Journal | 事例研究集録 |
Volume | |
Number | 25th |
Page | 24-27 |
Year/Month | 2022 / |
Article | 報告 |
Publisher | 川崎市立川崎病院 |
Abstract | 「I はじめに」日本緩和医療学会(WHO世界保健機構)による緩和ケアの定義(2002)から, 緩和ケアとは「生命を脅かす病に関連する問題に直面している患者とその家族のクオリティ・オブ・ライフを, 痛みやその他身体的・心理的社会・スピリチュアルな問題を早期見出し的確に評価を行い対応することで, 苦痛を予防し和らげることを通して向上させるアプローチである. 」とある. また, 精神症状とケア(12), チーム医療日本緩和学会より, 「死に直面した患者の段階的な反応として, Eキューブラーロスのモデルがあります. 「否認」「怒り」「取り引き」「抑うつ」「受容」の5段階があり, 人はこれらの心理的段階を行きつ戻りつしながら, 死を受容していこうとするといわれています. 」と述べられている. 私は, 看護師として病棟勤務させていただく中で終末期の患者と関わる機会や患者の最期に立ち会う機会もあった. その中で, 終末期患者に対する自身の関わりの未熟さを感じ, 緩和ケア回診や他看護師の関わりを参考にケアを行っていた. |
Practice | 看護学 |
Keywords | 終末期, 緩和ケア, 死の受容過程 |
- 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。
参考文献
- 1) 日本緩和医療学会(WHO世界保険機構)による緩和ケアの定義(2002), https://www.jspm.ne.jp/recommendations/individual.html?entry_id=51
- 2) 精神症状とケア(12), チーム医療日本緩和学会 小野芳子, ナーシングトゥデイ20巻6号 P104. 105, 2005年5月臨時増刊号
- 3) E. キューブラーロス著, 川口正吉訳, 死ぬ瞬間の対話, 読売新聞社, 1975年4月
- 4) 前田文子, 奏洋一, 終末期がん患者にたいする排泄環境調整チームで取り組んだ排泄ケアについてja(jst.go.jp)
- 5) 尾岸恵三子, 正木治恵 : 看護栄養学, 8-26 医歯薬出版株式会社, 東京, 2005