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アブストラクト

Title COVID-19に伴う急性期・感染後神経系合併症とその病態
Subtitle 総説
Authors 和田義明
Authors (kana)
Organization 日産厚生会 玉川病院
Journal 日本病院総合診療医学会雑誌
Volume 17
Number 2
Page 224-230
Year/Month 2021 / 3
Article 報告
Publisher 日本病院総合診療医学会
Abstract 「はじめに」Coronavirus disease 2019(COVID-19)は, 肺を主体とするウイルス感染症である. 肺炎を生じ重症化すれば人工呼吸器などを要する状態に至る. 一方, 味覚障害・嗅覚障害, 若年者での脳梗塞発症の報告などがあり, 神経症状が合併することが当初から知られている. 初期の中国のCOVID-19入院214例の検討では, めまい, 頭痛, 脳血管障害, 意識障害, けいれんなどの中枢神経症状は24.8%, 味覚障害, 嗅覚障害などを含む末梢神経障害は8.9%に認められており, 決して頻度が低い症状ではなく, 症状出現は重症者で増加することが報告されている. 急性期の中枢神経疾患としては, 脳血管障害, 髄膜脳炎, その他の脳症・脳炎として急性散在性脳脊髄炎, 急性出血性壊死性脳症などの報告がある. きわめてまれであるが, ミオクローヌスやパーキンソン症状の出現の報告もある.
Practice 医学総合
Keywords COVID-19, 神経系合併症, 高次脳機能障害
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。

参考文献

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