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アブストラクト

Title 遺伝看護の支援
Subtitle 【第25回聖路加看護学会学術大会 : シンポジウム】 豊かに生きるための意思決定支援
Authors 御手洗幸子
Authors (kana)
Organization NTT東日本関東病院
Journal 聖路加看護学会誌
Volume 25
Number 1
Page 41-44
Year/Month 2021 / 9
Article 報告
Publisher 聖路加看護学会
Abstract 「I. はじめに」遺伝学は, 「継承性」「多様性」の学問ともいわれている. その対象はすべての人に当てはまる. そして, 遺伝看護がかかわる領域は多岐にわたり, どの領域においても重要な支援のひとつに「意思決定支援」がある. 遺伝子検査を受ける, 受けないという意思決定支援をすることだけに留まらず, 遺伝学的な課題をもちながら, その人の暮らしや人生に添いながら, 健康管理を共に考え支援することが遺伝看護の軸となると考える. 遺伝/ゲノム情報を役立て, 看護を実践するには, 遺伝情報の特性を知ることが大事になる. 遺伝情報の特性は, だれもが一生変わらない唯一の遺伝情報をもち, 血縁者間で引き継がれ, 共有される. 臨床情報と家系内の情報を統合して, 遺伝情報をもとに予防医療に役立てるという行動をとる際に, 個人の情報であると同時に, 血縁者の情報でもあることを念頭におく必要も出てくる.
Practice 看護学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。

参考文献

  • 御手洗幸子,有森直子(2017):出生前検査を実施していない施設の妊婦を対象にしたDecision-Guideの作成と評価.母性衛生,57(4):643-651.
  • 日本看護協会(2016):専門看護一覧.https://nintei.nurse.or.jp/nursing/qualification/cns(2021/4/1).
  • 須坂洋子,寺嶋明子,有森直子,他(2019):遺伝看護実践能力尺度の信頼性・妥当性の検証.日本看護科学学会誌,39:341-349.
  • 高瀬悦子(2001):遺伝看護の可能性;遺伝看護の歴史を振り返る看護職等の地域遺伝相談研究会の歩を中心に.看護,53(1):92-96.
  • 日本遺伝看護学会遺伝看護専門職検討委員会(2017):「遺伝/ゲノム医療に関わる看護職に期待されること」http://www.idenkango.com/wp-content/uploads/2020/02/nursing-in-genetics20170220-1.pdf(2021/4/1).