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アブストラクト

Title 下肢スポーツ外傷・障害における超音波診断
Subtitle 教育研修講座
Authors 松井智裕1, 熊井司2, 田中康仁3
Authors (kana)
Organization 1済生会奈良病院整形外科, 2早稲田大学スポーツ科学学術院, 3奈良県立医科大学整形外科学教室
Journal 日本整形外科学会雑誌
Volume 95
Number 5
Page 409-417
Year/Month 2021 / 5
Article 報告
Publisher 日本整形外科学会
Abstract 「緒言」スポーツ外傷・障害はその多くが軟部組織の外傷・障害である. 軟部組織外傷・障害の診断はMRI(magnetic resonance imaging)の出現により飛躍的に進歩を遂げたが, MRIは撮影時間や経済的な問題から軟部組織外傷・障害を疑うすべての患者に撮影することは困難である. このMRIの欠点を補ったのが超音波であり, 超音波機器と超音波診療の技術革新に伴い, 急速に普及してきた. 超音波の利点は運動器軟部組織の診断を診察室や時にはスポーツ現場で行えること, 非侵襲的な検査であるため患健差比較や反復検査が容易に行えること, さらには動態検査と組織血流を評価できることなどが挙げられ, 運動器軟部組織外傷・障害の診断・評価を容易にしたのみでなく, 新たな病態理解にも役立っているとさえ言える. こうした超音波の特徴はスポーツ選手の診療における需要(軟部組織の外傷・障害が多く, 迅速な診断・治療が要求されることが多い)を満たすことができ, スポーツ診療における有用性は特に大きい.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords Ultrasonography, Sports injuries, Diagnosis, Over use injury
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。

参考文献

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