Title	変形性膝関節症の病態と疼痛メカニズム - アップデート2024 -
Subtitle	第97回日本整形外科学会学術総会 教育研修講座
Authors	池内昌彦
Authors (kana)
Organization	高知大学医学部整形外科学教室
Journal	日本整形外科学会雑誌
Volume	99
Number	5
Page	303-311
Year/Month	2025 /
Article	報告
Publisher	日本整形外科学会
Abstract	「要旨」変形性膝関節症に伴う痛みは, 一般に侵害受容性慢性疼痛である. 疼痛の発生部位は, 関節内組織 (滑膜, 関節包, 膝蓋下脂肪体, 軟骨下骨) と関節外組織 (筋・筋膜, 骨髄, 骨膜, 腱, 関節外靱帯, 滑液包) に大きく分けられる. 痛みと関連する画像所見としてはMRI (magnetic resonance imaging) でみられる滑膜炎や骨髄病変があげられる. 慢性関節痛は神経系の可塑的変化によって修飾をうけ難治化することがある. 変形性関節症の痛みを評価する際には, 膝関節局所の評価は当然として, 関節外組織や神経系を含めて検討すべきである. また, 関節痛発生機序に基づく治療法の確立が期待される.
Practice	臨床医学：外科系
Keywords	Osteoarthritis (変形性関節症), Joint pain (関節痛), Knee joint (膝関節)

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