アブストラクト
Title | 不明熱 |
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Subtitle | 特集 症候・疾患からみる小児の検査 I 症候からみる臨床検査の進めかた |
Authors | 稲毛康司 |
Authors (kana) | |
Organization | 日本大学医学部附属板橋病院小児科 |
Journal | 小児科診療 |
Volume | 83 |
Number | suppl |
Page | 9-12 |
Year/Month | 2020 / |
Article | 報告 |
Publisher | 診断と治療社 |
Abstract | 「はじめに」「1. 臨床検査を進める前に知っておくこと」小児において発熱はよくみられる訴えである. 成人における不明熱(fever of unknown origin: FUO)の概念は, Petersdorf と Beeson らによって最初に報告されて以来, 熱源(感染病巣)不明の発熱(fever without a source: FWS)とはまた異なったものとして, 臨床的に確固たる地位を得ている. 現在では最初の概念から変容をしているが, FUOの原因として感染症, 膠原病, 悪性疾患を幅広いスペクトラムで評価することが大切であることには変わりはない. 小児の場合, FUOとは38.3℃以上の発熱が少なくとも8日以上続き, 外来ないし入院において注意深い病歴聴取, 診察, 検査を行ったにもかかわらず診断がつかない場合をいう. FWSとは, 1週間ないし1週間以内の発熱が持続し, 注意深い病歴聴取, 診察, 検査を行ったにもかかわらず, 熱源の特定ができない場合をいう. |
Practice | 臨床医学:内科系 |
Keywords |
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