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アブストラクト

Title 薬物アレルギー, 薬剤性過敏症症候群が疑われるとき
Subtitle 特集 症候・疾患からみる小児の検査 II 疾患からみる臨床検査の進めかた
Authors 渡邊友也, 山口由衣
Authors (kana)
Organization 横浜市立大学大学院医学研究科環境免疫病態皮膚科学
Journal 小児科診療
Volume 83
Number suppl
Page 196-203
Year/Month 2020 /
Article 報告
Publisher 診断と治療社
Abstract 「はじめに」小児における薬物アレルギーの発症率は入院患者で9.5%, 外来患者で1.5%と報告されている. 一般的に, 薬物アレルギーはくり返し同一あるいは類似の構造をもつ薬物を投与された場合や点滴投与などが発症のリスク因子となるため, 一般的に薬剤投与機会の少ない小児では薬物アレルギーの頻度は低いと考えられている. しかし, 小児は感染症に罹患する機会が多く, 感染症による中毒疹や感染症と薬剤の相互作用による生じる皮疹(EBウイルス感染とペニシリン系抗菌薬投与による過敏反応)がしばしば薬物アレルギーと診断されることがある. このようなケースでは, その後も原因薬とされた薬剤の使用に制限がかかり, 将来, 治療の幅を狭めるなどの患者にとって不利益な結果をもたらすことになるため, 原因薬剤を同定するための的確な検査と得られた結果に対する正確な解釈が薬物アレルギーを診断するうえで重要でなる.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,573円(税込) です。

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