Title	喘鳴
Subtitle	特集 〜エキスパートの経験に学ぶ〜 小児科Decision Making (8) 呼吸器に関する病態
Authors	吉原重美
Authors (kana)
Organization	獨協医科大学医学部小児科学
Journal	小児科診療
Volume	84
Number	suppl
Page	207-212
Year/Month	2021 /
Article	報告
Publisher	診断と治療社
Abstract	「●問診」 (1)問診の意義 問診により正確な患者情報を入手することは, 喘鳴をきたす原因疾患の診断と治療の糸口となる. 確定診断に至らなくても, 身体所見とあわせることで診断の方向性を決定し, 必要に応じて検査を実施したり治療を開始したりすることが可能となる. (2)問診のポイント (1)いつから喘鳴を認めるのか? 患児の年齢により, 表1のように喘鳴をきたす疾患の頻度は異なる. 出生直後や新生児早期から認められる場合には, 先天的な異常に伴うことが多く, 喉頭軟化症や気管・気管支の狭窄・軟化症などを鑑別する必要がある. 乳児期には, 急性細気管支炎や新生児期の呼吸障害に伴う慢性肺疾患, あるいは誤嚥などに伴うものが多い. 幼児期になると, 喘息, クループ症候群, 後鼻漏症候群, 気道異物などを考慮する. 学童期以降では, 喘息や後鼻漏症候群, 時には心因性の疾患を鑑別する必要がある. (2)どのような経過をとっているのか? 急性か慢性か, あるいは反復性に経過しているかで考慮すべき疾患は異なる.
Practice	臨床医学：内科系
Keywords

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参考文献