| Abstract |
「●問診」 (1)症状の内容と発症時期を確認する 脈の不整とともに, 高カリウム血症では知覚異常, 筋力低下, 麻痺を, 低カリウム血症では知覚異常, 深部腱反射抑制, 筋力低下・四肢麻痺, テタニー, イレウス, 横紋筋融解症, 多飲多尿などを呈する. また, 原因となる各疾患の症状(例えば, 高カリウム血症の原因が糖尿病性ケトアシドーシスであれば, 口渇, 多飲多尿, 異常呼吸, 意識障害など)を確認する. (2)周産期歴, 成長発達歴を確認する 持続する低カリウム血症では, 尿濃縮力障害から多飲多尿・成長障害をきたす. 閉塞性尿路障害に伴う高カリウム血症でも, 成長障害が発見の発端になることがあり, 成長障害は小児における大切な所見である. (3)家族歴(四肢麻痺, Bartter症候群など)や血族結婚の有無を確認する 一部の疾患では劣性遺伝の形式をとる. (4)基礎疾患や薬剤歴, 栄養状態, 最近の外傷歴などを確認する 「●診察・検査」 (1)心電図評価を行う カリウム(K)濃度異常に伴う重篤な緊急症として, 致死的な不整脈(および, 低カリウム血症では呼吸筋麻痺)を合併し得るため, 心電図検査で不整脈や波形変化を確認する. |