アブストラクト
| Title | 自閉スペクトラム症 |
|---|---|
| Subtitle | 特集 小児神経検査マニュアル II. 症状・疾患からみた検査のすすめ方 |
| Authors | 星野恭子 |
| Authors (kana) | |
| Organization | 昌仁醫修会瀬川記念小児神経学クリニック |
| Journal | 小児科診療 |
| Volume | 85 |
| Number | 6 |
| Page | 759-765 |
| Year/Month | 2022 / 6 |
| Article | 報告 |
| Publisher | 診断と治療社 |
| Abstract | 「SUMMARY」●ASDの検査は, 年齢依存性の症状の評価を行い, 適切な治療ストラテジーを考える必要がある. ●乳児期の睡眠覚醒リズムの発達の評価や, 乳幼児異常行動歴は乳幼児期の早期の症状の評価に有用である. ●原因検索の評価は精神運動発達遅滞を示す疾患に準じる. ●ASDは脳幹症状から広範囲な皮質症状, 自律神経症状を呈することから社会性生活, 学習, 日常生活全般に支障をきたす. 言語化しにくい訴えをなるべく拾い上げ, できるだけ早く適切な対応をしたい. そして, 保護者や本人の負担を減らしたい. |
| Practice | 臨床医学：内科系 |
| Keywords | 睡眠覚醒リズム, 乳幼児異常行動歴, モノアミン神経, 応用行動分析, 異常行動チェックリスト日本版 |
- 全文ダウンロード： 従量制、基本料金制の方共に1,463円(税込) です。
参考文献
- 1) 菊池けいこ, 曽田真理子, 野村芳子・他:自閉症の諸症状の年齢依存性について:昭和60年度厚生省心身障害研究:分担研究「発達神経学的にみた自閉症の予防と治療に関する研究」. 115-119,1986
- 2) 井上雅彦:自閉症の治療・療育に関する応用行動分析の貢献と今後の方向性(解説/特集). そだちの科学 31:70-76,2018
- 3) 瀬川昌也:子どもの脳はいかにして大人の脳になるか. 科学 71:703-711,2001
- 4) 瀬川昌也:自閉症の神経学的モデル, 脳の科学 20:169-175,1998
- 5) Segawa M, Nomura Y Hara Y et al.:Pathogenesis of early infantile autism. Brain Dev 1:219,1979
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- 6) 星野恭子, 木村一恵, 長尾ゆり・他:生後3-4か月の睡眠リズムの確立と自閉スペクトラム症. 日児会誌 124:819-824,2020
- 7) 川谷正男, 中井昭夫, 眞弓光文・他:注意欠陥/多動性障害から広汎性発達障害に診断変更された症例の後方視的検討. 脳と発達 41:11-16,2009
- 8) 稲田尚子, 神尾陽子:自閉症スペクトラム障害の早期診断へのM-CHATの活用. 小児科臨床 61:2435-2439,2008
- 9) 一般社団法人 発達障害支援のための評価研究会・編著:PARS-TR. PARSテキスト改訂版. スペクトラム出版, 2013
- 10) 栗田 広, 長田洋和, 小山智典・他:自閉性スペクトル指数日本版(AQ-J)の信頼性と妥当性(原著論文). 臨床精神医学 32:1235-1240,2003
- 11) 神尾陽子:[言語発達の評価] 自閉症, 情緒・行動関連の評価. 小児内科 46:1623-1627,2014
- 12) 星野恭子:ADHD(Attention-deficit/hyperactivity dis-order)の薬物療法. 東京小児科医会報 37:15-22,2018
- 13) 稲垣真澄:特異的発達障害 診断・治療のための実践ガイドライン. 診断と治療社, 2017
- 14) 樋口輝彦, 齊藤万比古, 市川宏伸・他:Fluvoxamine maleate(SME3110)の小児強迫性障害患者を対象としたプラセボ対照無作為化二重盲検比較試験及び非盲検長期投与試験(第III相臨床試験)臨床精神薬理 21:371-385,2018
- 15) Aman MG, Singh NN, 小野善郎・訳:異常行動チェックリスト日本語版(ABC-J)による発達障害の臨床評価. じほう, 2006
- 16) 辻井正次・編:日本語版SP感覚プロファイル. 日本文化科学社, 2015
- 17) Komada Y, Breugelmans R, Drake CL et al.:Social jetlag affects subjective daytime sleepiness in school-aged chil-dren and adolescents:A study using the Japanese version of the Pediatric Daytime Sleepiness Scale(PDSS-J). Chronobiology International. Chronobiol Int 12:1-9,2016
- 18) 岡 靖哲:日本語版Epworth Sleepiness Scaleの児童青年期における有用性の検討. 日本睡眠学会定期学術集会プログラム・抄録集46回260, 2021
- 19) 宋 龍平, 牧野和紀, 藤原雅樹・他:自閉症スペクトラム障害に併存するインターネット依存症のスクリーニング, および介入の必要性(解説/特集). 精神神経学雑誌 121:556-561,2019
