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アブストラクト

Title 神経救急疾患における臨床神経生理
Subtitle 特集 「救急医療と神経生理」
Authors 吉村元
Authors (kana)
Organization 神戸市立医療センター中央市民病院 脳神経内科
Journal 臨床神経生理学
Volume 50
Number 3
Page 89-93
Year/Month 2022 /
Article 報告
Publisher 日本臨床神経生理学会
Abstract 「要旨」神経救急疾患では後遺症を最小限にするため, 病態を迅速に明らかにして適切な治療を早急に開始する必要があるが, 臨床神経生理検査はその病態を明らかにする鍵となりうる. したがって, これらの検査は緊急で迅速に実施できることが重要である. 本稿では脳卒中を除く主な神経救急疾患を末梢性の救急病態(四肢筋力低下, 呼吸筋麻痺, 嚥下障害)と中枢性の救急病態(意識障害)に分けて臨床神経生理検査の有用性とピットフォールについて概説する. 具体的には, 前者に関しては, ギラン・バレー症候群急性期における神経伝導検査と重症筋無力症クリーゼにおける反復刺激試験の異常検出感度について, また血管炎性ニューロパチー急性期に認めるpseudo-conduction blockについて述べる. 後者に関しては, 非けいれん性てんかん発作/非けいれん性てんかん重積状態の診断における持続脳波モニタリングの有用性と実施方法について解説する.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords neurological emergency, clinical neurophysiology, nerve conduction study, repetitive nerve stimulation, continuous electroencephalographic monitoring
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。

参考文献

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