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アブストラクト

Title 集中治療における脳波測定のピットフォール
Subtitle 特集 「救急医療と神経生理」
Authors 福地聡子1), 久保田有一2)
Authors (kana)
Organization 1)TMGあさか医療センター 臨床検査部・てんかんセンター, 2)東京女子医科大学附属足立医療センター 脳神経外科
Journal 臨床神経生理学
Volume 50
Number 3
Page 99-106
Year/Month 2022 /
Article 報告
Publisher 日本臨床神経生理学会
Abstract 「要旨」通常のICUでの脳波検査といえば, 臨床検査技師がポータブル脳波計を用いてベッドサイドで30分程度の記録を行うことである. しかし, 近年では救急・集中治療分野で持続脳波モニタリング(cEEG)の有用性が注目されている. cEEGとは, 脳卒中・頭部外傷・中枢神経感染症等で原因不明の意識障害患者を対象に24時間から数日間にわたり脳波を記録しつづける検査であり, 主な目的は非痙攣性てんかん重積状態(NCSE)の検出である. つまり, NCSEの診断には脳波が必要不可欠である. cEEGは緊急検査であり, 臨床検査技師による速やかかつ安定した脳波測定, 医師による即時かつ正確な脳波判読, そして早期の適切な治療介入がきわめて重要になってくる. その結果, 重篤な脳損傷を防ぐことができ神経学的機能予後の改善に大きく貢献することができる. 本稿では, cEEGの実際と陥りやすいピットフォールについて述べる.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords continuous electroencephalography, nonconvulsive status epilepticus, ICU
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。

参考文献

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